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スノウ・ホワイト
 スノウ・ホワイト Snow White

この英語の色名はすでに1000年も昔から存在していた。
はるか太古の時代から、地に降り積もる雪は白いに決まっていたのだから、この色名もまったく当たり前といえばそれまでだが、色名のイメージ喚起効果をこれくらい鮮やかに示すサンプルはあまり多くはない。

この色名は昔から、日常の話し言葉でも、また文学的な修辞においても、いわば白に対する最上の美称として用いられてきた。現実の雪は、天候や空の色、時間、また凹凸や見る角度によって、さまざまな色に見える。しかし、人々はこの色名から白以外の色を連想することはない。
しかも、なにより純粋で冷たく清浄な白を思い浮かべる。
ただ白といい、ホワイトといったのでは、その白い色以上のイメージが加わることはない。
今は酸化チタンの絵の具の色名にもなっている。

参考:色の名前

(タイトルの色が見えるようにグレーにしているが印刷だとC3  M0  Y2  B0)
色名 | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
ガーター・ブルー
 ガーター・ブルー Garter Blue

ガーターとは靴下どめのこと。
このブルーの名前にはひとつの伝説が伝わっている。

それは1348年頃のイギリスの話で、ある日の宮廷舞踏会での出来事。
時の国王エドワード3世をパートナーとして踊っていたさる伯爵夫人が、踊りの最中に左脚のガーターを落とし、見失ってしまった。
それを見て笑った者がいたので王はそれをたしなめた。
そのガーターを王自身が見つけたので、騎士道精神を称えるためにナイト爵位の最高勲章を創設することを思いついたというのである。

この勲章は紺青色の帯にフランス語で「悪を思うものは悪である」と金色で縫い取りをして、王が見つけたガーターにならい左脚につけることとされていた。
これが、最高の栄誉を象徴するガーター勲章の起源である。
 色名は300年以上後の1669年にできた。

参考:色の名前
色名 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヘンナ
 ヘンナ  Henna

エジプトや近東地域に生える草で、古代からこの草の葉や若枝から黄赤色の染料が採取され、人体の部分や毛髪などを染めるのに用いられていた。日本では指甲草(しこうそう)の名前で呼ばれているように、アラブの女性は爪をこの草からとられた染料で染めていた。
ネイルエナメルの元祖である。
おそらく今の化粧用とは意味が違っていたはずで、何かの呪いであったのだろう。
厄除けや、病気を防ぐために指先を赤茶色に染めて、その効能を信じていたに違いない。

ところが、この染料がヨーロッパに伝わると、西洋の女性は、これで髪の毛を染めるようになった。英語の色名になったのは1613年というから、かなり早い時期からのことである。
こちらは呪いではなく、美容術として行われたに違いない。

参考:色の名前
色名 | 00:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
フォーゲット・ミー・ノット
 フォーゲット・ミー・ノット Forget-me-not

勿忘草(わすれなぐさ)の花の色から付けられた1877年の英語の色名。
日本では勿忘草色と訳している。
この色名に関する伝説はドイツで生まれた。

 昔、ドナウ川のほとりを恋人同士の若い男女が歩いていた。
すると、流れの中の小さな島に青い花が咲いているのを見つけた。
青年は島に渡ってこの花を摘み、引き返そうとした途中、急流に巻き込まれた。
彼は水に吞み込まれる寸前に「僕を忘れないで」と叫んで採集した花束を恋人に投げ、
そのまま水中に姿を消した。
残された娘は亡き恋人の思い出のために、生涯その花束を身につけていたという。
青年の最後の言葉がそのまま花の名前になり、19世紀には英語の色名になった。
フランス語ではミョゾティス(myosotis)という。
葉の形が二十日鼠の耳に似ているからで、やはり青の色名になっている。

参考:色の名前



色名 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
文人茶
 文人茶

明治中期の文人趣味の影響により、文人好みの洒落た茶ということで流行した色名である。
当時の国粋主義が江戸懐古趣味と結びつき、西洋カブレに対する抵抗として流行したもので
ある。

参考:日本伝統色色名事典
色名 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
セレスト
 セレスト Ceeste

ラテン語の空(caelum)の形容詞(caelestis)に由来する空色の色名として、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語などで用いられているが、これはただの空色のことではない。
セレストは、神います至高の天空、のことである。
この色名はこの世のものならぬ、妙なる空色の美称なのかも知れない。

フランス語のセレストは11世紀の終わりから使われ始めたそうだが、英語の色名としては1584年に登場している。本来はセレスティアル・ブルー(celestial blue)というべきなのだろう。
この色名はセレストより出現が早く、1535年から用いられていたらしい。
1922年には、セレスティアルだけになってブルーが付かなくなる。
化学染料の発見によって、空色も次第に妙なる色に近づくことができるようになったようだ。

参考:色の名前
色名 | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
カーキー
 カーキー Khaki

この色名は思わぬことから英語の色名に採用され、それがたちまち世界中に広がって、日本でも軍国主義時代に、カーキ色という名前でよく知られるようになった。

この色の使用は、インドに駐留していたイギリス軍のある部隊が、1848年にこの色の軍服を採用し、現地の言葉カーキをその色の名前として用いたのが最初だったとされている。
別の資料では1857年とのこと。

カーキは、ペルシア語、ヒンズー語で塵、埃のような、という意味の言葉で、旧大陸の岩と土埃でできた大地のような色を表す。
ちょうど鉄砲などの兵器の性能が飛躍的に発達を遂げた時代で、従来の派手な軍服では絶好の標的になるばかりだから、カーキは迷彩用の陸軍の戦闘服の色としてたちまち普及することになった。

参考:色の名前
色名 | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
サックスブルー
 サックスブルー Saxe Blue

サクソニー人の、またはサクソン人の青という意味の色名。
もともとサックスはフランス語だったとのこと。

5〜6世紀頃イギリスを征服したゲルマン民族がアングロサクソンの先祖で、
彼らの故郷はドイツのエルベ川流域のザクセン(Sachsen)地方。
このあたりは歴史的にも青い色に縁が深いらしい。
1550年頃まではサクソニー・ブルーはコバルトガラスの顔料スマルトことだったそうだ。
またフランス語のブルード・サックス(blue de Saxe)はプルシャン・ブルーの別名だった。

しかし、1753年以来、サクソン・ブルーは藍染めの名前として広く一班に用いられるように
なり、1915年からのサックス・ブルーは主に繊維製品のための色名となって、化学染料で染
色されたさまざまな色調の青を表すのに用いられるようになった。

参考:色の名前

色名 | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
鳶色(とびいろ)
 鳶色

鳶は昔から日本全国に棲息していたから、神武天皇の東征神話にも、天皇の弓の先に止まった金のとびとして登場している。

かつて軍功抜群の軍人には、この鳥をかたどった金し(至へんに鳥)勲章が与えられたものだった。それくらい日本人には古来、きわめてなじみ深い、誰でも知っている鳥だった。
しかし、このありふれた鳥が色名になるのは近世になってからのことで、それ以前には、鳶の羽毛の茶色を色の名前にするという発想はまったくなかった。

日常生活の中で、しょっちゅう見かける雀や鼠などと並んで、鳶を茶色の色名に採用したのは江戸時代の庶民らしい。
雀や鼠は英語でも色名になっているが、鳶は英語の色彩辞典にも出てこない。
その点で、これはいかにも日本的な色名といえる。
鳶茶ともいう。この名前は江戸風である。

参考:色の名前

色名 | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
納戸色(なんどいろ)
納戸色

納戸は、範囲が広く用いられる色名で、古くは花色のくすんだ系統、即ち灰みの藍染めの色をさしていわれたが、後世になると、やや緑みの強い調子の藍色として一般化した。

後世の納戸色は藤色とともに、江戸末期以後、婦人の和服に好まれて多く用いられた。
納戸は関連する色名も流行により数多く現れ、納戸鼠(なんどねず)、桔梗納戸(ききょうなんど)、藍納戸、鉄納戸、藤納戸などと数多い。

納戸とは、衣服、調度品などを納めた部屋のことで、色名の由来は、その部屋の色とか、そこに出入りした江戸時代の役人の服色、あるいはそこに引かれた幕の色などの説がある。

参考:日本伝統色色名事典
色名 | 13:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

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